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活用事例
掘りだそう、自然の力。「掘りだそう、自然の力。」をコーポレートメッセージとし、じゃがいものもつ自然のパワーを菓子という形でお客様に提供しているカルビー株式会社(以下カルビー)。
「お客様の声」を起点として「感動」という新しい価値提案を続ける中、売り場においては「鮮度」を保つため、日々のオペレーションにITが積極的に活用されている。お客様とカルビーをつなぐ流通システムにおいて、e-お菓子ねっとが果たす役割について取材した。(2008.03.31)

掘りだそう、受注データの力。 〜e-お菓子ねっと活用の取組み〜
カルビーは得意先との受発注に積極的にe−お菓子ねっとを取り入れてきた。
【e-お菓子ねっと活用の取組み】
定番・特売フラグの活用
  追加・直送分のEDI受注ができる仕組みを構築
  卸側への協力要請
    →定番・特売の分離発注や追加発注、直送分も発注できる仕組みづくり
【取組みの成果】
  EDI受注率が明細行ベースで90%(2008年1月実績)という非常に高いEDI比率を達成し、受注センターの集中化に貢献した。また特売品の別オペレーションによってメーカー側だけでなく得意先側でも大幅な在庫の削減が実現した。
基幹業務インフラ
基幹業務インフラ図
掘りだそう、入庫予定・受領・直送・請求データの力。 〜経理業務の改革〜
カルビーでは受発注業務だけでなく、請求支払といった経理業務まで踏み込んでe−お菓子ねっとの効果をより引き出すべく、2段階の業務改革を行った。
STEP1
 第1段階として、入庫予定、受領データを活用し、〆毎の照合から毎日照合へと業務改革することによって売掛、買掛照合の合理化を図った。情報システム運用チーム西村氏は改革の第1ステップをこのように語ってくれた。
  「〆日になって違算の調査を開始しますと、原因を突き止めることが難しい場合があります。毎日照合をしますとすぐに原因が判明し、カイゼンに結びつけることができます。また、入庫予定データによって事前に得意先様側での荷下ろし場所の調整ができるなど、物流サービスの向上にも役立っています。」カルビーでは、さらに伝票レス納品の実施も行っており、現在拠点ベースで26%の納品先に伝票レス納品を行っている。
STEP2
   改革の第2段階として、直送案内・請求データを送信できる仕組み作りに取り組んだ。さらに毎日照合と合わせて、請求支払い業務についても仕事の流れを改善した。西村氏はこの改革による効果を次のように語ってくれた。
 「請求明細書の代わりに入庫予定、直送データを活用してもらっています。現在は72%の得意先様に対して請求データを送信しており、そのうち36%について請求明細の送付を廃止し、鑑のみの送付にしています。紙ベースでは月間約1万枚の削減になります。」

  請求支払い業務の改革を実現するためには、得意先経理部門からの理解と協力が必要であった。カルビーは営業向けに「e-お菓子ねっと活用ガイドブック」を作成、勉強会を開くなどし、自社内のEDIに対する教育を行った。さらに各カンパニーに常駐の情報担当が営業に同行することによって、営業の後方支援も行った。こうした体制を整えた上で、得意先経理部門へEDI活用の利点等の説明を積極的に行い、徐々に理解を得ることに成功したのである。
安全・安心・信頼の流通システムへの取組み
 カルビーは事業継続性強化の一環として、ITの信頼性、耐障害性への対策に取り組んでいる。特に首都圏の大規模災害時にビジネスを継続するため、2006年11月には基幹システムのデータをリアルタイムに複製するバックアップセンターを沖縄県浦添市に稼動させた。

 西村氏は「受注の9割をEDIでハンドリングしています。首都圏で大規模災害が発生し、e-お菓子ねっとが止まってしまうと、被災していない地方の受注出荷に支障をきたします。そのために業界インフラとしてe−お菓子ねっとは大規模災害時にも安定稼動する仕組みを是非構築して頂きたい」と、e−お菓子ねっとへ期待を語った。
梶ケ野様
戦略グループ
IT企画チーム リーダー
梶ケ野 恭行 様
掘りだそうe-お菓子ねっとの力。
 e−お菓子ねっとの活用による高いEDI比率を達成し、さらに経理業務にまで踏み込んで積極的な改革を進めてきたカルビー。その改革の実現に関わってきた戦略グループ梶ケ野氏は、今までを振り返り、e−お菓子ねっとに対する想いをこう語る。
 「7年間かけてe−お菓子ねっとを導入してきて、e−お菓子ねっとが得意先様、メーカ双方にとって非常に便利な仕組みであることを実感しています」

 また、これからのe−お菓子ねっとへの期待として、「これからはe−お菓子ねっとがさらに便利に、そして多機能になり、業界全体として、より使いやすい仕組みになることを期待しています。また、より幅広い企業が簡単に導入可能な仕組みとして、現在開発中の「Web-EDI」にも非常に期待しており、早期実現を楽しみにしています」(梶ケ野氏)
西村様
フィールドサポートセンター
情報システム運用チーム
西村 良彦 様
受注センター カルビー 株式会社
住所 東京都北区赤羽南1−20−1
電話 03−3902−1111
資本金 27億4503万円
売上高 (単)1022億7600万円(平成19年3月実績)
      (連)1224億700万円(平成19年3月実績)
     
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