はじめに、会社の特長や強みについて中橋社長にご紹介いただきました。 |
中橋 伸幸 社長 |
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「安全・安心、信頼・信用、そして、感謝・感動。これらの言葉を集約した『安信感』というコンセプトをもとに、大善は『小売支援業』として製配販へさまざまな提案と情熱を注いでいます。
弊社の強みとしては第一に、創業以来変わることのない鮮度へのこだわりですね。そのために、常に時代の流れを読み、 早期に最先端のコンピューターシステムへの投資を行い、円滑な受発注業務に務めてまいりました。
現在は長年培われたそのデータを活かし、小売業様にさまざまな企画提案を行うことができています。最近では異業種開拓(アパレル、家電企業、オフィスカタログ、越境ECなど)も積極的に行い、『小売支援業』としての存在価値を高めています」 |
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■ 独自のシステム『大善リテールサポート(DRS)』 |
大善様の取り組みの軸となる『DRS』についてお聞かせください。 |
小売業様向け情報誌 週刊「らびっと」 |
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「売場管理や売場づくりまでをトータルにサポートするために 構築したのが『DRS』です。営業部と仕入部を中心とした社員で構成された組織で、NSグループの商品を含むさまざまなお菓子の企画の立案や小売業様への提案を推進しています。
たとえば、年間を通じた52週企画では、時期に応じたお菓子の企画書を月12〜15作成・提案し、季節、行事、記念日、イベント性、店舗の立地条件などに合わせて、小売業様に選んでいただく形をとっています。
同時に、企画書にはすべて、納品金額と提案売価を記載することにより、これだけの利益が生まれるという数字を可視化して表記している点でも、多くの小売業様に評価をいただいています。 |
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他にも、お菓子に関する情報誌の配布や地域活性化への協力など、『DRS』を通じた取り組みの幅は、より一層広がっています」
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■ 『在庫保有日数6〜8日』を常にキープ |
鮮度へのこだわりを実現・維持するために取り組まれていることは何ですか。 |
「在庫保有日数6〜8日を徹底しています。取扱商品は2500アイテム未満に絞り、ロスなく毎日出荷 できるよう取り組んでいます。
長年培われた単品のデータを活かし、発注数から売れ筋を割り出し、常に定番商品として在庫を 持っておくこともできるようになりました。
在庫管理では、会長が考案した専用台車によって先入れ先出しを徹底し、日付の逆転がないよう 作業を行っています。さらに今年は最新の検品システムを導入し、さらなる効率化を図りたい と考えています」 |
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■ 《e-お菓子ねっと》で発注業務を大きく改善 |
業界の新たな時代に向けて前社長が導入されたとお聞きしましたが、 |
日々の業務ではどのように活用されていますか。 |
石井 幸子 係長 |
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「《e-お菓子ねっと》の導入当時は、〈発注〉からスタートしました。現在は、〈入庫予定〉〈請求〉〈支払〉〈販売報告〉の5種を 導入しています。なかでも、常に活用しているのは〈発注〉と 〈販売報告〉です。〈発注〉に関しては、メーカー様約150社程度、全体の取引先の65〜70%で活用しています。
《e-お菓子ねっと》の導入前は、三枚複写の注文書を使って いました。まず弊社の控えとメーカー様にお渡しするものと 分けてから、それをメーカー様にFAXで送る必要がありました。
大手の場合やはりアイテム数が多いのでFAXの量も多く、 とにかく大変でしたね。 |
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現在は、取引先のメーカー様も増えていますから、同じような作業工程では到底賄いきれません。
《e-お菓子ねっと》があれば、アイテム数の多い大手メーカー様にも〈発注〉でスムーズに注文できる ため、業務の効率化につながっています。〈販売報告〉に関しては、限られたメーカー様になりますが、 弊社の出荷データを送る際に活用しています。
《e-お菓子ねっと》を通じて報告されているので安心ですし、追って電話で確認することもなくなりました」
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■ 日々の業務を通じて思うこと |
《e-お菓子ねっと》を通じて何かご要望はありますか。 |
「朝から午前中にかけての業務がとても慌ただしいので、 メーカー様が発注をもう少し遅くまで受け付けていただきたいのが本音です。
弊社の場合、松戸と野田の倉庫の発注業務を午前中にすま せる必要があるため、時間的な猶予があれば本当に助かります。当然、メーカー様の事情もありますので難しいと思いますが、時間の集中に伴う改善が図れたらありがたいです。 |
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データに関しては、メーカー様のフォーマットや仕様を合わせるとか、統一したデータをメーカー様と 卸売業で共有できるような仕組みが作れるといいですね」
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今後、導入を検討される企業様にひと言お願いします。 |
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「最初の登録はメーカー様と卸売業様がお互いに e-お菓子ねっと取引先コードを聞き合って行うため、少し手間はかかりますが、発注コードを交わしてテストを経て開通した後は、管理がとても楽になります。
《e-お菓子ねっと》がない場合、電話やFAXでの発注になりますが、仮に電話で聞き間違えた場合、また電話をして確認する手間がかかってしまいます。 |
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その点、《e-お菓子ねっと》ならすべて記録に残るので双方で確認できるから安心です。 ちなみに弊社では、現在、電話発注はゼロになりました」
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■ 《e-お菓子ねっと》の「未来」を考える |
中橋社長に《e-お菓子ねっと》に今後期待することをお伺いしました。 |
「会員ページで取引先リストなどが確認できると聞きましたが、正直、私自身は知りませんでした。たとえば、こうした更新情報や最新ニュースを《e-お菓子ねっと》導入企業様にご案内する方法を何か作れないですかね。
たとえば、月一回メールでご案内が送られてくるとか、 メール登録をしておけば最新情報が常に自動的に届くとか…。 いろいろ課題はあるかもしれませんが、こうした案内があれば 多くの導入企業様が《e-お菓子ねっと》に注目し、利用促進につながるのではないでしょうか。 |
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ぜひ菓子業界の未来に向けて、こうした便利な仕組みをどんどん実現していってほしいですね。 私自身も期待しています」
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株式会社 大善
住所千葉県松戸市高塚新田345番地2号
電話047-392-2191
資本金2,800万円
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