代表挨拶


代表 小黒 敏行

日頃より「e-お菓子ねっと」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

現在、新型コロナウィルス感染症の世界的な蔓延の中で、日本においても社会経済活動の多くの分野において影響が及んでいます。菓子業界にとっても厳しい状況が続いておりますが、消費者の皆様にしっかりお菓子を届けていくことが重要と考えています。

さて、「e-お菓子ねっと」は、中小事業者が多い菓子卸売業及び菓子製造業における商取引の一層の効率化を図るための菓子業界の共通インフラとして、2000年(平成12年)に、菓子卸売事業者で組織する全国菓子卸商業組合連合会と菓子製造メーカー等で組織する全日本菓子協会が共同して立ち上げた、営利を目的としないローコストな電子商取引システムです。前身である1988年(昭和63年)スタートの「菓子業界VANシステム」から、30年を超える運用実績があり、内容の充実を図り、2000年(平成12年)に「e-お菓子ねっと」と改称して今日に至っています。2022年(令和4年)3月度の利用(会員)企業数は、卸116社、メーカー489社、合計605社となり、データ利用件数は3億3千万件を超えています。

これまで「e-お菓子ねっと」では、時代の変化に合わせてインターネット系通信(JX、ebXML)の対応や災害時に支障の無いようディザスタ・リカバリー機能の開発、次世代のシステムに順応できる新フォーマットの導入と新旧フォーマットの変換機能を追加しました。更にFAX発注より安価なWEB-EDIでの伝票PDF提供機能の導入など、必要に応じたシステムの開発を行ってきています。

これからも、2023年度10月から施行されることになっているインボイス制度の導入など、会員企業のシステム開発が伴う案件に対して、菓子業界が効率よくシステム構築を行えるよう、ガイドラインの提供や説明会を通じ対応して参ります。また、菓子業界を取り巻く各種情報を、「e-お菓子ねっと」及び菓子業界の情報発信ツールとしてのホームページ、全国システム実務者研修会等を通じて適時適切に提供していきたいと思います。

今後につきましても、利用企業の拡大を図るべく、一層のサービスの向上に務めるとともに、会員企業の皆様方にとって更に使い易いシステムとなるよう努力して参ります。

これからも、ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

代表 小黒 敏行